スーパーコンピュータ「富岳」成果創出加速プログラム計算材料科学が主導するデータ駆動型
研究手法の開発と
マテリアル革新 (DDCoMS)

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研究目的・意義

「富岳」成果創出加速プログラム

計算材料科学が主導するデータ駆動型研究手法の開発とマテリアル革新Data-Driven Research Methods Development and Materials Innovation Led by
Computational Materials Science

  • 課題責任者:
    久保 百司(東北大学金属材料研究所 教授)
  • 研究期間:令和5年4月1日~令和8年3月31日

図:計算材料科学が主導するデータ駆動型研究手法のかいはつとまてりある革新

目的・意義

我が国が世界に誇る計算基盤であるスーパーコンピュータ「富岳」、我が国の総力を結集したデータベース構築事業である物質・材料研究機構(NIMS)データ中核拠点やマテリアルリサーチインフラ(ARIM)、さらにはSPring-8、SACLA、ナノテラス、J-PARCなどの先端共用施設群や大型研究施設のポテンシャルと強みを活かし、世界を先導する「マテリアル研究DXプラットフォーム」を構築することを目的とした「データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト(DxMT)事業」に、A)[構造材料]東北大拠点、B)[磁性材料]NIMS拠点、C)[電気化学材料]東大拠点、D)[エレクトロニクス材料]科学大拠点、E)[バイオ・高分子材料]京大拠点の5拠点が採択され、2022年度に上記DxMT事業がスタートした。

本課題では、「データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト事業」に採択された5拠点の計算科学グループが一体となって、スーパーコンピュータ「富岳」によってのみ達成可能な超大規模計算、超長時間計算、超大量計算を実現するシミュレーション技術の開発をベースに、新たなデータ駆動型研究手法を創出することで、世界を先導する「マテリアル研究DXプラットフォームの構築」を加速することを目的とする。さらに、上記のDxMT事業に個別に採択されたA)[構造材料]東北大拠点、B)[磁性材料]NIMS拠点、C)[電気化学材料]東大拠点、D)[エレクトロニクス材料]科学大拠点、E)[バイオ・高分子材料]京大拠点の5拠点の連携・融合を、本プロジェクトが横串となって加速することで、異分野連携・融合によってのみ生み出される革新的なデータ駆動型研究手法の開発、その基礎となる新たなシミュレーション技術の創出を目指す。また、DxMT事業では、各拠点のデータ科学を担当するグループの横串となる「データ連携部会」が設立され、5拠点での実験・計測・計算科学によるデータの創出、データ統合・管理、データ利活用に関する横串連携が始動している。本スーパーコンピュータ「富岳」成果創出加速プログラムでは、上記の「データ連携部会」と強力な連携体制を築き、計算科学による大量データの創出、データ統合・管理、データ利活用に関する世界を先導する新たなデータ駆動型研究手法を構築することで、文部科学省が構想する「マテリアル研究DXプラットフォームの構築」を加速する。